過去の実績

がん研究助成事業

事業実績

令和5年度採択者
(A課題 20名)
氏名 所属機関 研究課題名
有田 恭平 横浜市立大学生命医科学研究科 がんの治療薬開発を目指したDNAメチル化酵素DNMT1の阻害剤の探索とその評価
大塚 基之 岡山大学学術研究院 血中を循環する腸管細菌由来の膜小胞の解析による胆管癌発症機構の解明
木下 智成 東京慈恵会医科大学 原発性肺癌検出プローブのエアロゾル化とプロドラッグ化抗がん剤の末梢軌道内散布の確立
新藤 隆行 信州大学医学部 AM-RAMP2系による心血管系の恒常性制御に基づく、癌転移抑制法の開発
雁金 大樹 東京医科歯科大学 白血病細胞間のクローン競合から生み出される細胞周期抑制集団を標的とした治療開発
小幡 裕希 国立がん研究センター研究所 ドライバー遺伝子変異キナーゼのオルガネラ局在異常の分子メカニズム ~ホスホリパーゼD2(PLD2)およびその産物の役割~
諸石 寿朗 熊本大学大学院 酸化ストレス耐性の伝播現象を断ち切る新たながん治療法の開発
西山 正章 金沢大学医薬保健研究域医学系 天然変性タンパク質によるクロマチン制御と発がん機構の解明
上川 泰直 広島大学大学院 核膜を標的とした新規抗がん治療技術の開発
中山 淳 大阪国際がんセンター研究所 乳腺浸潤性小葉がんにおけるがん幹細胞集団多様性の解析
小沼 剛 横浜市立大学大学院 転写制御因子BRD4の立体構造に立脚した中分子すい癌治療薬の開発
岩佐 陽一郎 信州大学医学部 DNAメチル化解析による頭頸部癌の抗PD-1抗体耐性メカニズムの解明
大島 健司 兵庫医科大学医学部 グルタミントランスポーターとPI3K/Akt阻害剤の併用による新規大腸がん治療法の開発
湯淺 光博 東京大学医学系研究科 臍帯血移植後の免疫再構築における制御性T細胞の機能の解明
佐々木 真理子 国立遺伝学研究所新分野創造センター がん化促進因子ecDNAが複製される分子メカニズムの解明
岡田 守弘 理化学研究所 臓器連関因子の理解に基づく新規がん悪液質治療法の開発
山本 恵介 東京大学医学部附属病院 膵癌肝転移における代謝クロストークの解明と治療標的化
伊地知 秀明 東京大学医学部附属病院 膵発癌モデルを用いたKRAS G12D 阻害剤の全身病態制御のインパクトと抵抗性獲得機序の解明
入江 奈緒子 (公財)実験動物中央研究所 始原生殖細胞がん化分子プロセスの同定と培養モデリング
昆 彩奈 京都大学大学院医学研究科 骨髄系腫瘍におけるスプライシング因子U2AF2 変異の遺伝学・生物学的特徴の解明


(B課題 5名)
氏名 所属機関 研究課題名
渡邉 美也子 船堀ホームナースにじ がん患者・家族の意思決定を支えるための多職種連携研修会の実施と評価 ~江戸川区内でがん看護を実践する専門看護師・認定看護師の所属を超えた取り組み~
足立 孝則 京都大学医学部附属病院 集合知医療を支援する次世代遠隔転移予測システムの開発
竹内 恵美 国立がん研究センターがん対策研究所 がん患者の遺族のうつおよび悲嘆に対する認知行動療法の予備的有効性検証:一群介入前後比較試験
須永 登美子 昭和大学歯科病院 データサイエンスを活用した心不全合併の担癌患者における抗がん薬と臨床転帰の関連の解明
宮坂 友侑也 山形大学大学院 重粒子線乳がん治療法の開発-新しいユニバーサル固定具・照射法の開発-


令和4年度採択者
(一般課題 A 22名)
氏名 所属機関 研究課題名
中村 謙太 信州大学 がん関連線維芽細胞が産生するCCL5とCXCL12に着目した腫瘍免疫応答の増強
丸山 健太 生理学研究所 腸管内RNAによる大腸癌進展調節機構の解明と応用
齊藤 康弘 慶應義塾大学先端生命科学研究所 栄養依存的な LLGL2-SLC7A5 複合体形成の分子機序の解明
大口 裕人 熊本大学大学院 骨髄腫異常転写プログラム制御機構の解明
田中 伸之 慶應義塾大学医学部 時空間的シングルセル遺伝子発現解析による尿路上皮がん間質不均一性の解明
安藤 俊範 広島大学病院 AXL を標的とするペプチドを用いた新たながん治療法の開発
五十里 彰 岐阜薬科大学 細胞間タイト結合分子クローディンによるがん微小環境の脂肪酸代謝の変化と治療抵抗化
紅林 泰 慶應義塾大学医学部 免疫応答の発達・疲弊過程の時空間的変化を反映した腫瘍免疫微小環境の分類と患者層別化への応用
吉岡 研一 国立がん研究センター研究所 MSI 導入過程での“抗原提示”と“エピゲノム状態変化”との関係の解析
山本 雄介 国立がん研究センター研究所 セリン代謝酵素を標的としたがん特異的エクソソーム分泌抑制手法の開発
伊川 友活 東京理科大学生命医科学研究所 急性リンパ性白血病発症における自己分泌型炎症性サイトカインの役割
藤田 幸 島根大学医学部 グリオーマの悪性化に関わるクロマチンの立体構造解明とその制御手法の開発
兼田 加珠子 大阪大学大学院理学研究科附属フォアフロント研究センター 希少がんに対する核医学治療薬による低侵襲がん治療の検討
林 陽子 大阪大学 DNA 複製の再複製阻止を担うメカニズムの解明
小林 祥久 国立がん研究センター研究所 MET 遺伝子異常による肺がんの研究
栗本 遼太 東京医科歯科大学 新規 mRNA 修飾による悪性腫瘍の浸潤・転移能制御の解明とその創薬基盤の確立
昆 俊亮 東京理科大学生命医科学研究所 がん細胞のリンパ管侵襲を標的とした制がん法の確立
福田 勉 長崎大学 乳がん治療薬を指向したラメラリンをモデルとするエストロゲン受容体阻害剤の創出
立石 健祐 横浜市立大学大学院 中枢神経系原発悪性リンパ腫の全体像の解明と革新的治療法の開発
鯉沼 代造 東京大学大学院 消化管神経内分泌腫瘍の進展を支配するエピゲノム調節機構の意義
井口 元三 神戸大学医学研究科 疾患iPS細胞を用いた腫瘍随伴症候群の病態解明と創薬シーズの創出
大橋 圭明 岡山大学病院 EGFR-TKIが誘導する抗腫瘍免疫を最大化させるためのEGFR肺癌と腫瘍微小環境の空間的遺伝子発現解析


(一般課題 B 5名)
氏名 所属機関 研究課題名
田中 祥平 東北大学病院 放射線治療開始初期の医療画像から腫瘍の縮小を予測する人工知能技術の開発
佐々木 幹治 徳島大学 知識ベース治療計画システムの構築による前立腺超寡分割照射の治療戦略に資する研究
内藤 隆文 信州大学医学部附属病院 血管新生阻害作用を有する抗体薬による有害反応管理のための治療薬物モニタリングの確立
福島 卓矢 関西医科大学 術前補助化学療法と手術療法を行う局所進行食道がん患者の社会・経済活動再獲得に向けた多面的機能評価を用いた基礎的研究
福土 将秀 札幌医科大学附属病院 がん治療用抗体医薬品の残薬廃棄削減と供給不足時の安定確保策としての Drug Vial Optimization のフィージビリティ・スタディ(日米欧国際共同研究:継続)


令和3年度採択者
(一般課題 A 25名)
氏名 所属機関 研究課題名
齋藤 康太 秋田大学大学院 がん微小環境における分泌機構の解明
松井 啓隆 熊本大学大学院 RNAヘリケース変異がRNAスプライシングと転写伸長の連携を妨げ造血器腫瘍に至る機序の解明
吉見 昭秀 国立がん研究センター研究所 がん患者検体を活用したOrphan受容体ハイスループットスクリーニング
佐久間 圭一朗 愛知県がんセンター研究所 新規同定大腸がん浸潤制御因子CTNND1アイソフォーム3Aの治療標的としての有効性の検証
藤谷 与士夫 群馬大学生体調節研究所 膵ランゲルハンス島を起源とするあらたな膵癌発症機構の解明
小倉 浩一 国立がん研究センター中央病院 再発高リスク変異を有するEwing肉腫の病態解明および新規治療標的の探索
生長 幸之助 産業技術総合研究所 前臨床試験を志向したトリプトファン修飾型抗体-薬物複合体の最適化
木戸屋 浩康 福井大学学術研究院 癌微小環境に存在する血管被覆マトリックスの実態解明
千場 隆 熊本大学国際先端医学研究機構 網羅的オープンクロマチン領域解析に基づくLY6Dを介した肺がん進展機構の解明
山口 英樹 (公財)佐々木研究所附属佐々木研究所 スキルス胃癌と口唇口蓋裂の発症に関わる共通の分子機構の解明
坂田 麻実子 筑波大学 体細胞変異のある炎症細胞によるがん転移制御のメカニズム
清水 謙次 東京大学定量生命科学研究所 T細胞の抗原応答性を標的とした免疫チェックポイント分子阻害法の開発
遠西 大輔 岡山大学病院ゲノム医療総合推進センター 悪性リンパ腫におけるハイブリッド遺伝子変異を標的とした免疫併用治療の開発研究
出水 庸介 国立医薬品食品衛生研究所 がん関連転写因子を標的とした中分子ペプチド阻害剤の開発
鈴木 隆史 東北大学大学院 転写因子NRF2変異による扁平上皮がん悪性化機構の解明
眞田 文博 大阪大学大学院 治療抵抗性トリプルネガティブ乳がんに対する抗体分子標的薬の開発
細川 裕之 東海大学 変異型RUNX1がT細胞急性リンパ性白血病を誘導する分子機序の解明
高橋 暁子 (公財)がん研究会がん研究所 がんの悪性化に関わる老化CAFsの解析
平田 英周 金沢大学がん進展制御研究所 グリアがん免疫チェックポイント制御機構の解明
佐藤 慎哉 神奈川県立がんセンター臨床研究所 エピゲノムを介したがん微小環境における脂肪細胞分化制御機構の解明と、治療への応用
大谷 理浩 岡山大学病院 膠芽種に対する遺伝子治療臨床検体を用いた網羅的空間発現解析による抗腫瘍免疫獲得機序の解明
佐藤 光夫 名古屋大学大学院 変異KRAS肺癌に対する長鎖非翻訳RNAを標的とする合成致死治療の開発
髙見 真理子 千葉大学大学院 肺癌をターゲットとする二重特異性抗体を用いた新規NKT細胞免疫療法の開発とそのメカニズム解析
日比野 沙奈 東京大学先端科学技術研究センター 新規がん免疫チェックポイント分子としての細胞外ポリアミンの意義の解明
三田 雄一郎 同志社大学 Se含有タンパク質の翻訳制御を標的とした新たながん治療法の確立


(一般課題 B 5名)
氏名 所属機関 研究課題名
井上 順一朗 神戸大学医学部附属病院 国際がん医療・研究センター 高齢消化器がん患者に対する集中的がんプレハビリテーションプログラムが術後転帰へ及ぼす効果に関する研究
向 祐志 筑波大学附属病院 乾燥ろ紙血を用いた造血器腫瘍患者に対する経口分子標的薬の来院不要な治療薬物モニタリング体制の構築
杉山 洋介 名古屋市立大学病院 がん栄養学観点からの尿路上皮がんに対するグレリン様作用薬を用いた新たな支持療法の樹立
中村 正子 愛知医科大学 在宅療養に移行するがん患者を支える、地域のがん看護管理者に対するICTを活用した「緩和ケアと腫瘍学の統合」の看看連携学習モデル構築への実態調査
福土 将秀 札幌医科大学附属病院 がん治療用抗体医薬品の残薬廃棄削減と供給不足時の安定確保策としてのDrug Vial Optimizationのフィージビリティ・スタディ(日米共同研究)


令和2年度採択者
(一般課題 A 23名)
氏名 所属機関 研究課題名
出水 庸介 国立医薬品食品衛生研究所 がん関連転写因子を標的とした中分子ペプチド阻害剤の開発
齋藤 敦 広島大学大学院 小胞体膜貫通型転写因子OASISを介したp53非依存的な細胞老化と癌化制御
竹馬 俊介 慶應義塾大学 免疫細胞によるがん認識を飛躍的に向上させる、TRIM28 阻害剤の開発
幸谷 愛 東海大学 アミノ酸代謝に注目した予後不良 Aggressive NK leukemia (ANKL) 制御法の開発
坂田 麻実子 筑波大学 一細胞解析を用いた悪性リンパ腫の微小環境リモデリングの解明
柴田 淳史 群馬大学未来先端研究機構 DNA損傷シグナルが惹起するゲノム変異非依存的ネオアンチゲン発生機構の解明と治療応用
徳田 深作 京都府立医科大学大学院 間質圧が肺癌の病態に果たす役割の解明と新たな治療法の開拓
北嶋 俊輔 (公財)がん研究会がん研究所 葉酸代謝経路による抗腫瘍免疫応答制御機構の解明および新規治療法の開発
井上 大地 (公財)神戸医療産業都市推進機構先端医療研究センター フェロトーシスの視点から見た造血器腫瘍の新規治療戦略
中山 淳 国立がん研究センター研究所 非古典的NFкB経路が制御するトリプルネガティブ乳がん悪性化機構の解明
山本 雄介 国立がん研究センター研究所 小胞体ストレス誘導による Kras 変異型肺がんの新規治療方法の開発
内藤 尚道 金沢大学 腫瘍微小環境における血管と血球の相互作用の解明とその治療応用
吉見 昭秀 国立がん研究センター研究所 がん患者検体を活用した Orphan 受容体リガンド同定のためのスクリーニング基盤形成
小林 隆之 (公財)がん研究会有明病院 ヒトにおけるCDK4/6阻害剤のオフターゲット効果としての抗腫瘍免疫活性化能の評価と新規免疫療法の開発
津川 仁 慶應義塾大学 消化管内共生細菌代謝物による CD44v9 陽性胃がん幹細胞の発生制御機構の解明
國本 博義 横浜市立大学 高リスク染色体異常を有する新規白血病細胞株を応用した抗がん剤耐性機構の解明
柏原 大朗 国立がん研究センター中央病院 新規スペーサーとしてのヒアルロン酸ナトリウムの研究開発(SpaceOAR との三次元分布の違いによる直腸線量低減効果・前立腺へ投与可能な放射線線量の幾何学的解析研究)
渡部 昌 北海道大学大学院医学研究院 がんドライバーユビキチンE3リガーゼの基質探索
工藤 洋太郎 東京大学大学院医学系研究科 癌由来代謝産物に注目した肝がん微小環境における肝星細胞活性化の分子メカニズム
中奥 敬史 国立がん研究センター研究所 分子シミュレーション駆動によるキナーゼ阻害剤感受性の推定モデルの構築
稲村 健太郎 (公財)がん研究会がん研究所 デジタル形態病理学とゲノム科学の融合による肺がん免疫微小環境ネットワークの特徴化と個別化免疫療法への展開
大迫 智 (公財)がん研究会がん研究所 日本人乳癌における生物学的特性および免疫微小環境の超長期変化の解明
藏本 純子 慶應義塾大学 日米における非アルコール性脂肪性肝炎のゲノム網羅的 DNA メチル化解析


(一般課題 B 6名)
氏名 所属機関 研究課題名
木村 祐利 (医)互恵会 大船中央病院 放射線治療における深層学習を用いた新たな患者線量検証システムの開発
森田 智子 国立がん研究センター 生理学的薬物速度論モデルを利用しシトクロムP450の阻害剤及び誘導剤の抗がん薬への影響を 評価するファーマコメトリクス研究
向 祐志 筑波大学附属病院 乾燥ろ紙血を用いた造血器腫瘍患者に対する経口分子標的薬の来院不要な治療薬物モニタリング体制の構築
福土 将秀 札幌医科大学附属病院 免疫チェックポイント阻害薬に対する中和抗体の迅速スマート検出ワークフローの開発と個別化がん治療への臨床応用
鳥居 裕太 神戸市立医療センター中央市民病院 担がん患者のDOACsを用いた深部静脈血栓症治療における治療効果予測因子の検討
中野 貴美子 徳島大学病院 同種造血幹細胞移植を受ける患者を対象とした移植前の不確かさを軽減するプログラムの効果検証


2019年度採択者
(一般課題 A 20名)
氏名 所属機関 研究課題名
平山 順 公立小松大学 癌を誘発するストレスシグナルが体内時計を破綻に導く分子機構
石本 崇胤 熊本大学 腫瘍間質由来エクソソームによる抗がん剤抵抗性獲得メカニズムの解明
西川 恵三 大阪大学 エピゲノム創薬にもとづくがんの骨転移抑制薬の開発
宮居 弘輔 防衛医科大学校 前立腺癌診断におけるmulti-parametric MRI 偽陽性・偽陰性例の病理学的・形態計測的検討による正診率の向上
玉井 恵一 宮城県立がんセンター研究所 胆管癌における、静止期がん幹細胞に誘導する分子機構の解明
大本 晃弘 がん研究会有明病院 頭頸部原発神経内分泌がんの臨床病理学的特徴とその遺伝学的背景に関する研究
永田 安伸 日本医科大学 骨髄異形成症候群(MDS)から白血病発症に至るまでのクローン進化機序の解明
園下 将大 北海道大学遺伝子病制御研究所 遺伝子変異の多様性が膵臓がん形質に及ぼす影響の解明と新規膵臓がん治療法の開発
冨樫 庸介 千葉県がんセンター研究所 HLA class Ⅰ/ class Ⅱとがん免疫療法の効果と耐性への影響の解明と新たな治療開発
山口 知也 熊本大学大学院 肺がんにおける腫瘍内不均一性を示す癌胎児性抗原としてのROR1発現細胞の役割
荻原 秀明 国立がん研究センター研究所 ARID1A欠損型卵巣明細胞がんにおける個別化治療法の開発
井田 智 がん研有明病院 胃癌手術後の詳細な血糖値変動の実態把握と、個別化栄養介入によるダンピング症候群の克服
西川 義浩 京都大学大学院 膵癌の維持・進展においてHes1が果たす役割の解明
谷口 博昭 慶應義塾大学 革新的エピトープ探索法によるがん幹細胞性分子特異的な重鎖抗体作出とコンパニオン診断法の確立
村上 優子 東京工科大学 合成致死表現型を利用したLATS2変異がんに対する新規治療標的の探索と機能解析
早河 翼 東京大学医学部附属病院 TGF経路依存性浸潤型胃癌の線維化・血管新生メカニズムの解析と治療応用
今村 裕 がん研有明病院 上部消化管腺癌におけるMSI-lowに着目した網羅的免疫・ゲノム解析による新規免疫治療創出
井上 聡 国立がん研究センター研究所 イソクエン酸脱水素酵素 IDH) 変異がんにおけるDNA修復異常を標的とした新規治療法の開発
山本 雄介 国立がん研究センター研究所 Hipp 経路阻害剤によるKras変異型肺がんへの治療法の最適化
佐々木 由香 長崎大学大学院 肺がん細胞におけるポリ(ADP-リボース)分解酵素(PARG)とDUSP22機能阻害条件下における合成致死誘導メカニズムの解析


(一般課題 B 10名)
氏名 所属機関 研究課題名
河添 仁 慶應義塾大学 ニボルマブ及びペムブロリズマブの有効性に影響を及ぼす併用薬と腸内細菌叢の臨床及び基礎研究
原田 耕平 札幌医科大学付属病院 年齢・性別を考慮した新しい標準肝容積算出における研究
島田 直毅 (公財)がん研究会 有明病院 がんFDG-PETの標準化に向けたファントムデータベースの構築と画像評価手法の確立
真川 明将 名古屋市立大学病院 抗がん剤の腎障害における腎老化細胞の役割に関する基礎的研究
岡田 直人 徳島大学病院 臨床でデータと医療ビッグデータの融合による多層的データマイニング手法を基盤とした免疫チェックポイント阻害薬による致死的免疫関連有害事象の発現リスク評価法の構築
渋川 周平 東海大学医学部付属病院 脳血流及び脳温度評価を用いた脳腫瘍放射線治療における脳壊死画像診断
近藤 勝弘 名古屋市立大学大学院 腫瘍崩壊症候群リスクの個別化における「尿酸トランスポーター遺伝子解析」の有用性
平田 勝啓 京都大学医学部附属病院 新規免疫染色法を利用した病理診断の迅速化と精度向上に関する研究
松金 良祐 九州大学病院 日常診療情報の活用および患者遺伝子解析による免疫チェックポイント阻害薬の有害事象リスク因子の探索
橋本 理恵子 大分大学 AYA世代がん患者を支える看護相談における援助モデルの開発


平成30年度(第51回)受賞者は以下のとおりです。
(一般課題A: 1課題100万円 21名)
氏名 所属機関 研究課題名
神田 光郎 名古屋大学医学部附属病院 アセチルコリン受容体サブユニットを標的とした新しい胃癌抗体医薬と抗体・薬物複合体の創出
吉野 裕史 鹿児島大学病院 ユビキチンプロテアソーム系を標的とした進行性腎細胞癌に対する新規治療戦略の構築
三浦 恭子 熊本大学大学院 がん化耐性・最長寿齧歯類ハダカデバネズミにおけるがん抑制機構の解明とその応用
田口 歩 愛知県がんセンター 細胞表面タンパクを標的とする新規膵癌治療法の開発
増田 万里 国立がん研究センター研究所 大腸がん幹細胞を標的とするTNIK阻害剤が作用する分子ネットワークの解明
吉岡 研一 国立がん研究センター研究所 抗がん剤カンプトテシン耐性形質の獲得機構とその抑制、この背景の細胞の遊走性亢進機構の解析
籠谷 勇紀 東京大学医学部附属病院 養子免疫療法で用いる抗腫瘍T細胞におけるSTAT3、STAT5シグナルの役割の解明と抗腫瘍効果改善への応用
小川 光貴 名古屋大学大学院 がん細胞の運命を決める細胞増殖・分化転換の糖鎖スイッチの解明
石木 寛人 国立がん研究センター中央病院 乳がんサバイバーのロコモティブシンドローム発症機序の解明
平沢 晃 岡山大学大学院 医療圏の連携による遺伝性腫瘍コホートの構築とがん予防の実証的研究
秋吉 高志 がん研究会有明病院 Hypermutatorに着目した直腸がん術前放射線化学療法効果予測因子の探索
山口 憲孝 千葉大学大学院 新規EMT誘導因子VGLL3の癌悪性化における役割解析
小阪 美津子 岡山大学大学院 ヒトがん細胞に発現するOCT4アイソフォーム蛋白質の機能解明
原田 浩 京都大学大学院 腫瘍内微小環境依存的な遊走を通じて放射線治療後のがん再発を起こす責任遺伝子の解析
野口 玲 国立がん研究センター研究所 希少がん・腹膜偽粘液腫に対する奏効性を有する抗がん剤の探索:ゲノム解析と患者由来がんモデルのスクリーニングを用いた既存薬適応拡大
向井 康治朗 東北大学大学院 STINGが惹起する自然免疫応答の収束分子機構の解明
福田 勉 長崎大学大学院 C797S変異EGFRもつ非小細胞肺がんに対して有効なラメラリン系EGFR-TKIの開発
木下 英幸 千葉県がんセンター 骨肉腫の肺転移におけるApoptosis signal-regulating kinase 1(ASK1)の分子機序解明と新規治療薬の探索
堀内 裕介 がん研究会有明病院 人口知能を用いた、狭帯域光観察併用拡大内視鏡による胃癌の内視鏡診断の研究
佐藤 和秀 名古屋大学高等研究院/大学院 光を用いた悪性中皮腫のターゲット治療診断システムの開発
吉岡 祐亮 東京医科大学 がん悪性化におけるエクソソーム膜上の糖鎖機能の解明


(一般課題B: 1課題50万円 11名)
氏名 所属機関 研究課題名
田中 隆史 兵庫県医科大学大学院 悪性胸膜中皮腫術後患者の運動耐容能に影響を与える因子の解析
山内 遼平 聖路加国際病院 ひだり乳がん術後放射線治療における深吸気息止め照射法実施による心臓線量評価と線量予測に基づく患者選択法の開発
川端 一広 がん研究会有明病院 術前がん患者の理解向上を目的としたVirtual Reality 用手術シミュレーションの開発
井上 博文 岡山大学病院 高品質検体を得るためのテラヘルツ波を用いた未固定液状検体中の癌細胞含有割合評価法の開発
青山 英樹 岡山大学病院 脳腫瘍患者の強度変調放射線治療における位置精度管理向上に関する研究
阿部 幸太 がん・感染症センター 都立駒込病院 高次元画像特微量を用いた患者予後・治療効果予測システムの開発
坪内 俊郎 大阪重粒子線センター 重粒子線を用いたGrid therapy(すだれ照射)の臨床応用に向けたシステムの開発
松島 秀 愛知県がんセンター中央病院 腫瘍内血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を可視化するための基礎的研究
土屋 雅美 宮城県立がんセンター 本邦の妊娠可能年齢の女性におけるがん罹患及びがん薬物療法実施の実態把握と、妊婦および児のアウトカムと抗がん薬使用との関連の評価
福田 真佑 横浜市立大学大学院 周術期がん患者の入院前待機時期における抑うつ状態の有無と術後のQuality of Recovery の関連
勝田 義之 一般財団法人竹田綜合病院 定位放射線治療において局所制御および障害発生を高精度に評価するシステムの開発